20世紀の遊戯事情 -1985年-

1985年は一気に名ゲームが排出された豊作の年。アーケードではセガスペースハリアーが不朽の名作として大ヒット。
シューティングではコナミグラディウスツインビーの横スクロール・縦スクロールがそれぞれリリースされて
関連商品はあまりにも多い。B-WINGリスペクト?なASOの他にも昆虫昆虫しているエグゼドエグゼスやテラクレスタ、
のちにシリーズが長く出続けたタイガーヘリがマニアには受けが良かった。アクションゲームではナムコスカイキッド
ドラゴンバスターが出て、後者はボードゲームも作られた。FC版だとドルアーガ同様、裏ドラゴンバスターとかあって
1週間に1回のみ祖父の家でプレイ出来たファミコンでは時間の関係もあったからやる余裕が無かったな。
 
カプコンの新作ではこれも有名どころの魔界村や地味ではあるが戦場の狼もあったな。胡散臭さ爆発のギャリバンは
置いてあるゲーセンは少なかった印象。FC版ではかなりプレイした影の伝説もシンプルイズベストなアクション。
個人的には大ファンであったロボット格闘もののギャラクティックウォーリアーズはストリートファイターよりも先に出た
対戦も出来る格闘ゲームで、BGMも好きだった。ロケットパンチ飛ばしまくる鉄人(通称)はポセイドン選択だときつかった。
のちにファミコンで大ヒットしたイーアルカンフーも対戦タイプのゲームではあるが対戦できなかったような。。。
 
ナムコのゲームでは上記以外で味のあるメトロクロスが凄い面白かった。パターンゲームとは言え、ちょっと手が滑って
ずれるとジャンプ台飛べずに酷いことになったり。。。同ナムコのもう1つの作品であるバラデュークも割と人気があったが
その当時は結構似たような作品が多かったから一時的なブームで終わったな。ジャレコシティコネクションは先に出た
フラッピーのパクリかなあと思ったものだ。ニチブツのマグマックスはロボットのパーツを合体していく感じが好きで、
上半身だけロボなどの中途半端な状態でヒーヒー言っていた。。。最大4人プレイできるガントレットは友人と集まって
ワイワイできる数少ない作品だった。
 
ファミコンでは何と言ってもスーパーマリオが金字塔と言えるだろう。ハドソンのチャレンジャーは結構CMもやってたような。
協力プレイのはずが殺し合いになるアイスクライマーは燃えた。対戦系ではキン肉マンマッスルタッグマッチがホットで、
ウォーズマンやらブロッケンJrが人気で飛び道具の無いキャラは割と不利であった。同じく対戦ゲームのボンバーマン
のちにPCエンジンに移植されても友達の家に行くとそればっかりやってる人気ゲームであった。アストロロボSASAは
慣性移動かつレバーとは逆の方向に飛ぶので凄い苦手意識が強かった。。。裏ワザで秘密基地があるなど騒がれた
バンゲリングベイは最初何をすればいいか分からなかったり途方に暮れていたマニアックなゲームだった。
 
シンプルなアクションではけっきょく南極大冒険MSXにも移植された名作。スパルタンXは雑魚に紛れて飛び道具やめろ。
今でも最弱の主人公と知られるスペランカー先生ファミコン移植でブレイクした。ファミコンでは珍しいアドベンチャー
ジャンルであるポートピア連続殺人事件も今でいうネタバレやめろ的な風潮があったけど、「犯人はヤス」があまりにも
有名になり過ぎて無駄だった。忍者くんの超パクリである忍者じゃじゃ丸くんも意外と長く続いたキャラクターだな。
のちに『クソ電子』四天王と言われる一角である、いっきも割とスルメゲーで味があるゲームだった。パソコンと
ファミコンで多機種に亘り発売されたテグザーも短期ではあるがブームになったな。
 
PCゲームでは日本ファルコムの看板作品となったザナドゥが発売され、PCの無い自分でもザナドゥハンドブックを買って
その世界観に酔いしれたものだ。まあ、後でPC88買った時にガルシス倒せなくて「助けてモリテツエモン!」と言ったら
数分で倒されたという黒歴史もある。ザナドゥと並んであまりにも有名なウィザードリィ日本語版も色々な雑誌で
紹介されて一大ブームとなった。のちにお世話になった天使たちの午後シリーズもこの年に発売された。
 
ゲームブックでは火吹山の魔法使いのヒットで海外作品が次々と翻訳され、ソーサリー!4部作は興奮した。社会思想社
とは別系統でJ・H・ブレナンドラゴン・ファンタジーシリーズも発売されたが、どちらかというと「ピップシリーズ」とか
作中の「14へ行け」の方が有名という。勿論ファイティングファンタジーシリーズも好調で、バルサスの要塞をはじめとして
かなりのハイペースで盗賊都市などの続巻も発売されていった。