20世紀の遊戯事情 -1980年-

以前にネトゲ自分史は触れたが、その前の1980年から1990年代中盤までのゲームを含めたホビー史を不定期で書いてみる。
前回同様自分が触ってないゲーム等は特に触れないが、有名どころはそこそこ押さえてるはず。第1弾は1980年。
 
1978年のスペースインベーダー以降、徐々にゲーム熱が高まっているところに1979年にコロコロコミックゲームセンターあらし
連載される事で火が付いた。アーケードゲームでは1980年は東大生が開発したという平安京エイリアンが話題になり、
続いてレバー2本で操作するクレイジークライマーや往年の名作であるパックマンラリーXが登場した。パックマン
至っては10円でプレイできる駄菓子店をひたすら探したものだ。他にもテラクレスタの前身であるムーンクレスタや
のちにファミコンバトルシティーとして発売されてヒットとなったタンクバタリアンも有名どころと言えよう。
 
アーケードゲームが最初の名ゲーム群を輩出して脚光を浴び始めた一方で、携帯ゲーム機の走りであるゲームウォッチ
販売された。今でこそ復刻版なども出ているが、当時はLSIゲームが音量調節できず喧しい上に嵩張るので難儀していた
時代であり、手のひらサイズは画期的だった。また、ゲームウォッチ以外の非電源系ゲームではメンコやベーゴマが
対戦系ゲームの主流で、特にメンコは腕力がある人間が強かったので悔しい思いをした。それでも勝つために直接相手の
メンコにぶつけずに真横の地面に叩きつけて風圧でひっくり返すなどのセコイことも非力系はやらざるを得なかった。
 
また、TVにおいてはドラえもんガンダムが大人気を誇り、以降数年はガンプラの一大ブームとなった。ガンダムと同じ
ロボ需要かどうかは分からないが、ロボダッチも売れていてガンプラと一緒に塗装をしていたものだ。ジオラマの写真を
見ては憧れ、売り切れの塗料があれば遠出してでも探した。プラモ本体よりも塗料や道具一式の方が金が掛かったなあ。。。
 
漫画ではゲームセンターあらし以外にあさりちゃんドクタースランプがホットで、それぞれボードゲームにもなった。
ボードゲームと言えばTVでやっていたクイズダービーやハイアンドローのボードゲームも発売されており家族で楽しんだ。
ボードゲームではないがルービックキューブも登場し、1980年代のホビー全盛期を彩る色々なものがスタートした年だった。
勿論、時代を牽引した駄菓子屋のラインナップも充実しており、フィリックス君ガムやマルカワのフーセンガムは
財布に優しい1個10円だったし、うまい棒チョコバット、蒲焼さん太郎やビッグカツなど菓子のバリエーションも多かった。
アイスでは翌年にガリガリ君が出る前はPINOパピコ、スイカバーなどが夏の人気商品だったな。