20世紀の遊戯事情 -1982年-

1982年はファミコンが発売される前の年で、液晶ゲームではスペースコブラ・ザ・サイコガンがアニメ人気に併せて
発売されたり、オイルパニックのような縦長のゲームも出た。前者は誕生日に買って貰ったが、若干高さがあるために
嵩張りやすいのだ問題だった。LSIゲームではフロッガーディグダグが発売されて夜に音が漏れにくいように布団に
包まってプレイしていたが親に見つかって取り上げられたりしたな。
 
漫画ではハイスクール奇面組、アニメではあさりちゃんパタリロが開始されてギャグ系ブームとなっていた。
パタリロクックロビン音頭(『だ〜れが殺したクックロビン』)で一躍有名になり、何故か練習していた記憶が。。。
ボードゲームキン肉マンやいい旅チャレンジ20000kmがこの時期に出て弟や友人とかなりプレイしていたものだ。
 
アーケードゲームペンゴディグダグが代表的な作品であり、ペンゴのBGMは特に運動会でよく使われていた。
その頃は著作権とかあまり気にされていなかった時代でもあり、今だとカスラックが騒ぎ出す案件も多数あった。
他にはポパイやMr.Do!プーヤンやバーガータイムもアクションゲームでは有名どころだろうか。ワープ&ワープもどきの
ノーティーボーイは影が薄く、カンガルーやアリババと40人の盗賊も比較的マイナーゲームではあったがおもちゃ屋
スーパーの裏のコーナーに置かれていた。シューティングゲームではタイムパイロットがメジャーだったくらいか。
良作が多かったにせよ、1982年のアーケードゲーム1984-1985年前後の爆発期の前の静けさが目立つ印象だった。
 
PCでは1981年にPC88、1982年にPC98が発売されたことでデパートで高価なPCの展示を見かけることが増えたが、
まだこの時期はソフトのラインナップが充実しておらず目を引くことが少なかった。こちらも数年後にブレイクする。
ホビーとしてはチクタクバンバンドンジャラが流行し始めた時期で、家族でプレイするゲームとしては優秀だった。