ソーシャルゲーム

最近良く騒がれているソーシャルゲーム市場。果たしてそれは儲かるのだろうか?
基本的にはソーシャルゲームは開発費としては少な目となるが、その分底が浅い。
内容として同じ事の繰り返しが発生するため、多くの人が次第に飽きてくる。
よって面白ければ短期的には客は集まるが廃れるのもかなり早い。課金すると
してもタイミングが遅いと人が減ってからになってしまって思ったほど売上げが
上がらない。但し、維持費自体は非常に安いために元が取れてしまえば後は赤字には
なりにくいだろう。会員数はほぼ累積ベースで語られるため、200万人とか宣伝していても
実際は同時にプレイしている人数は1000人以下だったりと言うのはよくあると思われる。
 
また、ある程度タイトルが多く出されてきたこともあってよほどの差別化がされていなければ
似たり寄ったりに見えてイマイチということもある。市場規模としては先になればなるほど
成長が鈍化していき、徐々に逓減もしくは右肩下がりになりかねない。サンシャイン牧場
とか怪盗ロワイヤルが成功したからといって即座に飛びつくのは先を見る目が無いといえる。
あえて言おう。他人のケツを追って得られるものは屁だけだと。よっぽどのアイディアが
あってゲームにしてみたいとかでなければ、あくまで副収入として適当に手を出しつつ
本業は別のところをメインにしたほうがいいだろう。ソーシャルゲーム専門の会社とか
設立しても十中八九失敗すると考える。ちなみにジャンルは何がいいかと言えば、少なくとも
RPG系はコンテンツ不足が目立つから却下で、育成系も目が肥えてきたユーザーには魅力的
に映らない。堅実に行くならインテリア的なものが一番いい。人は自分でコーディネート
したものを他人に見てもらいたいと思う傾向にあるので、アバターなり部屋なりで差別化が
しやすいものが安定すると思う。次点は既存と被らない前提でパズルか。スポーツとかSLG
他人と同期を取ってというのが難しい。他には自分で育てたものを対戦させる系(AIの行動
傾向を指定可で自動戦闘。観戦機能あり)がいいかもしれない。昔ディスクシステムであった
「ブリーダー」みたいなロボ対戦もまだ参入できる余地がありそう。