伝説の男達(BET50編)

昨日レイドで久々にkuroginu氏と組んだが、彼はリアル知り合いで元ゲーセンの常連同士だった。
そのゲーセンとは前にも書いたBET50という高田馬場にあったゲーセンで、10年以上前に潰れて今はもう無い。
常連だったのは13〜14年くらい前になるが、当時は格闘ゲームの猛者が居て全国的にも名が知れていたゲーセンであった。
時々、大阪から来ましたとかいう人も居たぐらいだ。自分は格闘ゲームは苦手ですが(゚д゚)y.oO
常連自体は多種多様な人が居て、とりわけ奇人で有名な何人かがスパイスとなっていた。そのうちの一部を紹介しよう。
 
・若様
別名・省太郎。BET50のすぐ近くに住んでいた少年。親が金持ちで、今で言ういわゆるニート
てんかんの症状があり、興奮するといきなり痙攣して倒れるという人物で、それ自体はまあしょうがないとして、言動が常軌を逸していた。
曰く、「僕は森の英雄」「画面の端で昇竜拳をうつと、相手を一撃で倒せる五苦悪昇竜拳になる」などなど。口癖は「(対戦台の向こうから現れて)僕でした〜」。
一見フレンドリーで誰にでも話しかけてくるが、下半身直結の気があり、女と見るとものすごい勢いで話しかける。他の店では、男女のカップルの
男の頭の上からジュースをぶっかけて出入り禁止になったなどの伝説もある。
その他の逸話としては、外人がスト2の対戦台でプレイしていて昔で言うところの待ちガイルのスタイルで省太郎に勝ったとき、ずかずかと
相手の横に歩いていって「ユーアー待ち!」などと叫んだり。
他にも色々やらかした事もあり、BET50も出入り禁止になって店員に追い出されたのだが、そこで執拗に抵抗してしまいにはてんかんを起こして
外の電柱の横に担ぎ出されて放置され、彼のBET50常連の歴史は幕を閉じた。最終的に出入り禁止になったゲーセンは3つだとか。
風の噂では東北の精神病院に入れられたとか。。。その後の彼を知るものは居ない。
 
・赤い人
BET50常連の恐怖対象とも言える人物。
元々は赤いジャンパーだかを着ていた事からこの名前がついたのだが、実は師匠の知り合いで、その関係でBET50にやってきた。
初めて会ったときの彼はとりあえず臭かったw それだけなら騒がれるほどでもないし、見た感じフレンドリーな印象なのだが、
話したことも無い人に旧来の友人のように話しかけたり、話の合間に「キシシ」みたいな笑い声?みたいな異音を発していたことから
常連の間では「あの人誰?怖い。。」という話が広がって恐れられた。悪いやつではないんだが。。。
他の常連は避けていたが、自分はそこまで避ける理由もないので(師匠の友人でもあるし)普通に接していたら、「最近僕避けられてるみたい
なんだよねー。普通に話してくれるの君だけだよ。ありがとう」と言っていたのが印象に残っている。
W大理工学部だけあって頭もかなりいいみたいで、ある時いきなり紙切れを渡されて「この計算式解ける?シシシ・・・」と話しかけられた
ときはさすがに対応に困った。。。w
噂ではものすごく可愛い彼女ができたらしく、その後彼はおされになったという。。。
そういえば彼も当時の数学オリンピック代表だか候補になったんだっけか。師匠といい頭のいい人は怪しい人が多いですね(゚д゚)y.oO
政治家でもW大だけはピーな人が多い気がするのはたぶん気のせいだろう。。。
 
・アマミ
主にBET50のノート(当時、コミュニケーション用にノートを設置しているゲーセンが時々あった。BET50もそのうちの1つ)常連。
ノートに書くたびにお世辞にもあまりうまくない絵を書いていたのが印象的。それだけなら別にいいんだが、彼は絵以外に書くコメントが
ちょっとアレで、曰く「今日は彼女と強引にアナルセッ○スをしたら怒られた」「今日はフェラでしてもらった」などなど。それは公共のノートに書くことじゃない。。。
格闘ゲームのプレイスタイルが若干セコイことと相まって常連の中では悪い印象が広まって「ノートを私物化している奇人」でイメージが定着していた。
それでも今回紹介する中では一番影が薄いかもしれない。
 
・MIG-29
別名ホーミング。元々ノート系常連だったのだが、ノートに書いているうちに他の常連と親しくなったものと勘違いしたのが彼の不幸。
ある日、常連同士でカラオケに行こうという話になって、他の常連への連絡として「いつものカラオケに先に行ってます」と岩Bro氏がコメントしておいたのだが、
それを見たMIGがカラオケの場所も知らないはずなのに1店ずつチェックしていったのか場所を突き止めて、みんなでカラオケで盛り上がっているところに
颯爽と乱入。常連同士で「誰これ?知り合い?」「さあ。。確か時々ノートに書いてるMIGとかいうやつじゃね?」などヒソヒソと話しているのにも気づかず、
いきなり「キン太の大冒険」を歌いだした。あまりのKYぶりに全員醒めてしまい、一人ずつトイレという名目で彼を部屋に置き去りにすることに。
最後に一人残ったことに気づいたようで、その後にノートに「いい夢見させてもらったよ」という書き置きを残して去っていった。
実際に話したことも無く、ノートに書いているというだけで他の常連と物理的に親しくなったと思ったことが彼の誤りだろう。
 
以上の4人がいわゆる「BET50四天王」と呼ばれて恐れられていた。
次点としては「ほのか」「Y.K」「古畑任三郎改め佐藤某」など居るが、上記4人には超人パワーで劣るな。
それらも含めて今となっては懐かしい思い出だ。