プラネットウィズ

今一番熱いアニメとして推しておく。見た目のコミカルさに反して戦闘+曲が熱いし、展開の読めないストーリーも
魅力的である。設定部分も結構作りこんであり、ネビュラの穏健派であるラシャヴェラクと封印派のカレルレンという
名前はアーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」に出てくるオーバーロード(地球にやって来て指導する異星人)の
名前が使われている。地球を支配してこうあるべきという姿に促していく役割も一部被る部分がある。
 
その一方で、カレルレンもラシャヴェラクオーバーロードの上位存在であるオーバーマインド(楽園の民)には選ばれない
(=彼らには見えない)という設定も被る部分があり興味深い。というより幼年期の終わりオーバーロードやオーバーマインドは
実際の宇宙の真理の一部を表しており、2重の意味で興味深い。実際のオーバーロードのイメージはアヌンナキの後に
地球にやってきて人間を指導した者たちと言えばいいか。例としては人間に農耕を教えたケツァルコアトルがある。
 
話は戻るが、プラネットウィズは上記のような設定的な深さを持っており、スケールの大きな作品だと言うことができる。
今期アニメは外れが多いかなと思っていたが外ればかりではないようで何より。