流行

最近IT界隈で流行単語として「人工知能」「VR」がある。両方とも特定の方面では期待できると思うが、漫画のような
世界にはならないだろう。例えば人工知能は特定の用途については判断分岐を大量にデータ化できるだろうし
実績として将棋や囲碁でプロ棋士を簡単に負かせるようになっている。それはインプットが特定のフォーマットに
特化されているからだ。これがあらゆるインプットに対応できるようになるかというと厳しいし、人間の話を聞いて
言語を解析>言っていることを解析>求められていることを解析>アウトプットまで行き着くには膨大なデータが
必要になる。
 
 
同様に、VRも特定方面、例えば宇宙船に乗っている気分になるとかスキーVRとか電車VRとか実現できてはいるが
あくまで五感のうち視覚と聴覚に訴える事しかできない。味覚・触覚・嗅覚に訴えるには脳に直接信号を与えて
錯覚させないといけない。なので、VRでグランドキャニオンに立ったつもりでも風を感じることはできないし
土の臭いも感じられない。これは致し方ないことだから、今出来る方向を伸ばしていくしかなかろう。
SAOみたいに痛覚VRとかは3次元現実では何百年経っても困難だろう。3次元に限れば、だが。人間の脳が既に
VRの装置だとか4次元以上の現実ではやりたいことは即実現するとかはこの際置いておく。
限定的ではあっても人工知能VRともに活かせる場面は十分にあるのでそちらは期待したいところだ。
但し、人工知能で車の自動操縦化はおススメしない。機械の故障が命に関わる部分は人力で宜しく。