死後の世界は無い?

ホーキング博士が「死後の世界は無い」と言った事は世界中で衝撃となったが、
正直失望した。前世の記憶を持っている子供の話などを含めて死後の世界・生まれ変わり
については情報が積みあがっているのに、そういったものを信じられないのだろうか。
目に見えないものを信じられないというのは凡俗な科学者の台詞であり、目に見えないのが
駄目というならまずは虚数とやらを目に見える形で証明してくれといいたい。ビッグバンも
実際にあったかも怪しいのにそれが前提で議論しており、じゃあビッグバンはなぜ起こった?
ビッグバンが起こる前はどうだった?という問いにはいかなる人間も答えられない。必ず
あったというならその前後の状態について科学的に証明されてしかるべき。それが出来ずに
数式の辻褄合わせであったことにしている現象など誰が信じるのだろうか。。。
 
地球に人類が生まれた確率も数十億分の一とか試算されているが、それがどれだけ根拠が
あるというのだろうか。宇宙の端がどこどことよく言われるが、今目に見えているのは
余裕で百億光年以上離れたところの話で、しかも「百億年前の光景」なわけだ。
ビッグバンがあったならその間もずっと宇宙は膨張しているのだから既にそこは「端」ではない。
宇宙はダークマターで満たされているというが誰もそれを視認できないのになぜか宇宙では
70%がダークマターが占めていることになっている。ダークマターの存在もその割合も万人が
納得する形で目に見える形で証明できるのだろうか。数式上は11次元まであるというのが
最先端の科学理論らしいが、それも目に見えるのだろうか?
 
と色んなことを挙げていくと、「目に見えない=証明できない=存在しない」という論法は
今の科学を全て否定することになり、それこそファンタジーと言えるだろう。要はホーキング
本人が信じたくないから必死に否定しているに過ぎない。今になってこのようなことを言い
だしたのは、おそらく本人が死期が近いことを悟っているからなのではないだろうかと
勘ぐってみる。
 
今後科学は見えないもの、非物質の扱いの問題に直面することになるだろう。一度量子力学
原点に戻った上で、昔は技術力が無くて出来なかった実験などをやっていくはずだ。原点とは
「全てのものは観測により影響を受ける」ということであり、究極的には「意識」が分子・原子の
運動のベクトルを決定付けると言うことでもある。我々はスカスカの存在で、実際は
中身は数十万分の1以下だが、ならばなぜぎっしり詰まった形として存在しているように
見えるのか、物質をすり抜けられないのか、ということも「場」の研究により明らかに
なっていくに違いない。最終的には我々は実は「実在」ではなく「投影」であるということに行き着く。
分かりやすく言えば、ホログラフ+脳が五感を与えることによるVR体験というのが答えだ。
我々自身が「投影」なら「実在」が別の場所にあり、それがどこなのかもいずれ理解することになる。
今はただ、既存の科学を盲信せずに常に「なぜ?」をぶつけて考えてみてほしい。