セクロス

豪州セックス党はただのアレな政党かと思っていたが、結構まともなことを言っている。
 
安楽死合法化
・薬物の個人使用合法化
 
前者は生の尊厳という問題に対して1つの明確な回答を出すものと言える。意識不明で自分が何者かも分からない人が
いたとして本当にその人は生きているといえるのだろうか?そういった問題を解決することが出来る。生きている以上は
生かし続けなければいけないというのは人生が1回きりという前提の話だ。死んで人生は終わるわけではないということが
一般に広まっていけば自然と結論は出るものだが、現在はそこまで人類の認識が進んでいるわけではない。そういう意味で
現時点で判断が難しいとされる問題に光を当てるものだ。
 
後者は、実は大局的に見ると大きな意義を持っている。なぜなら、個人使用が合法になれば当然多くの人は自分で栽培
するようになる。その結果、現在猛威を振るっている麻薬シンジケートが大打撃を受けることになる。今までは非正規の
ルートを通さないと買えなかったためにその分ヤクの料金も割り増しになっていたのが崩れて麻薬の価格が暴落する。
大規模な犯罪組織の大半は収入を麻薬に頼っているため、今までどおりの運営が出来なくなって結果的に犯罪も減少する。
そして「他人に迷惑をかけない限り何をやってもいい」という意識が進んでいくことによって「自己責任」という意識が一般的な
ものとなる。全ての結果は自分の行動の帰結であると多くの人が理解するようになり、やがて洗練された意識は政治にも
反映するようになるだろう。頭の悪いアイドル議員なんて誰も選ばなくなるというわけだ。そういった意識により選ばれていく
政治家は必然的に国家のことを真面目に考える者達だけとなる。その先はもう言うまでもないだろう。

そういった理由もあり、某政党には頑張って欲しいと思う。日本でもこのような政治家達が現れることを期待している。
日本のは「政治家」ではなく「政治屋」でしかないからな。