デノミ

金曜のFF14プロデューサーレターライブで祭が発生した。それは、デノミを
行うと吉Pがぼそっと言ったことが発端で、新生でプレイヤーのすべての所持金が1/10、
物価もその他敵からのドロップ金額なども一律1/10にするといった説明では
あったが、基本的に新生からの新規プレイヤー救済と考えると資産を1/10に
するだけで済むわけがないというのが一般的な見方。例えば、財産1/10に
した上で新生では新規に追加されたクエでかなりお金を稼げるとしたらどうだろうか。
相対的に現行ギルの価値は下がるだろう。その場合、マテリアの仕様・生成確率ともに
現行通りだったらマテリアの価値は落ちないため、現行の1/10よりは高く売れるだろう。
そのように掘り下げていくと、リアルで言うところの貨幣で大量に財産保有するよりは金塊や
金貨の形である程度保有しておく方がいいのと同じであると言える。つまりギルだけで
なく、マテリアなどの現物で財産を保有しておくことで、貨幣価値がガクッと下がっても
財産の目減りが少なくなる。
 
では、現行ユーザーの一部がデノミに懸念を抱いて行動を起こすとどうなるかというと、
バザーのアイテム買占めが発生して物価が上昇する。現時点で既に相対的にギルの
価値が落ちることになる。昨日まで10Mで変えたものが翌日は40Mになっていた、なんて
馬鹿げた話が既に起こっている。故に、軽い気持ちでデノミしますなんて言うべきではない。
 
んで、経済の混乱が起きているところに吉Pからフォーラムで弁明が来た。曰く、
「新生では矢を消費しなくなるため、矢の価格を基準として全体的に物価が高めの値に
なっていたのが不要になったので1/10にしました」と。ちょっと言い訳が苦しすぎる。
どこの運営が物価を矢の価格基準に設定するんだ?聞いたこともない。まあ本当のこと
(上で描いたようなギルの価値の相対的ダウン化)を言えないからだとは思うが、現行
プレイヤーに隠し事をする運営が信用できるかというと。。。って話だ。
 
既に市場が崩壊してしまっているので、今更弁明を聞いたところで何の解決にも
ならないし、もうどうしようもないんだがね。公の場での発言には細心の注意を払えと
いうありがたいお話であったとさ。 
 
さて、新生での新規鯖はしばらくの間をおいてから既存鯖からも移住できるようにすると
いう話だが、新生から始めようというプレイヤーが新規鯖・既存鯖どちらでスタート
するのが賢明だろうか?これには一長一短がある。
 
●新規鯖で始めた場合
・周りもみんな初心者のためフレッシュな気持ちでスタートできる。低レベル募集も多い
・サーバーの経済が0から始まるため、欲しいアイテムがすぐには手に入らない。
・流通が滞っているので基本は自給自足となる。全体的にあげる必要がありLVUPは遅くなる
・上級者がいないため、レイドなどの攻略に時間がかかる
・上級者がいないため、レアアイテムを取得すれば自慢しやすい
・初期状態では業者が少ない
・既存鯖ではぶられキチガイが先行ダッシュしてやりたい放題する可能性がある
 
●既存鯖で始めた場合
・新規が少ないため低レベル募集は少ない。逆にレベルが上がっていけば募集は多い
・サーバーの経済が成熟しているので金さえあれば何でも手に入る
・レベルに適した装備をすぐに入手できるので効率的にLVUPが出来る
・上級者で溢れているため、レイドなどに交じれば即クリアできる
・上級者で溢れているため、レリック武器ごときでは自慢にもならない
・資金1/10になるとは言え、業者が溢れているのでうざい一方で不正RMTerにはいい環境
・新規に飢えているLSからの勧誘が激しい一方で、援助は貰えるが奴隷化の可能性もある
 
まさに一長一短だが、効率よくレベルを上げてさっさとエンドコンテンツをやりたいと
言う人は既存鯖で始めるのがいいだろう。逆にまったり自分のペースでやりたい人は
新規鯖。ただし、レリック取得などのエンドコンテンツに着手できるようになるまでに
最低でも3か月はかかるだろう。周りもそれに追いついていないといけないし。
加えて、現行で起こった絆ブレイクを新規プレイヤーはレベルが上がって初めて
経験することになる(レリック取得クエで動きが悪いために他から見捨てられるなど)。
自分も一からレベルを上げてみたい一方で、レリッククエの苦労を二度も味わいたくない
と思うし、微妙なところだな。少なくとも巴術士は1からあげることにはなるから、
そこで新規の低レベルクエでも楽しもうかなとは思っている。
 
とりあえずはさっさとαテスト開始してほしいところだ。TGS前後に何らかの発表はあると思うが。
現行のFF14を見ている人達は馬鹿にしているが、自分はもしかしたら神ゲーになるかも
という期待をまだ捨ててはいないし、新生が大評判になってから「FF14はワシが育てた^^」と
ドヤ顔出来る日がそう遠くないとも感じる。