原発の実態

このところ急に福島原発の作業の報道が減っているが、実際には難航してそうだ。
政府の「安全、安心」という胡散臭い宣言も嘘っぱちで、報告する放射能の測定方法も
世界基準ではなく数字が小さくなるような測り方をしているとか言われているぐらいで
安心からは程遠いだろう。野菜などの出荷制限も、「影響ない量」と言っているのに実際は
国が主導して出荷制限してるわけで、安心じゃないから制限してるのだ。野菜を食べる
パフォーマンスも使用している野菜が別のところから持ってきたモノじゃないと何故言い切れる?
 
人体への影響も「年間○○ミリシーベルトまでは問題ない」という言葉をいつも使ってごまかしているが、
毎日浴びてれば365倍なんじゃないの?本当のことを言うとパニックを起こすから言わないということも
あるだろうけど、原発20km以内がはっきりと警戒区域(言葉は柔らかいが進入禁止区域)している事から
現実は深刻なはずだ。風下だと50-100kmくらいまでは人体へそれなりの悪影響があるのではなかろうか。
政府や東電はあいまいな表現で逃げるのではなく、継続的に放射能の影響を受けるとどのようなことが
起きうるか、原発の状況は今どうなっていてどうなる可能性が高いか、またその影響は何か?ということを
しっかりと宣言するべき。今は放射能の影響が○か×かの二択でしか述べられておらず、原発
「建屋から出火」とか現象しか触れていない。国民が知りたいのは「それで、どうなるの?」の一言に尽きる。
 
責任の擦り付け合い、安全性をアピールするため御用学者の総動員、誠意の全くない政府の福島視察。
この期に及んで表面だけ取り繕ってどうするのか。表面しか見ないから経済の停滞状況で増税なんていう
頭のおかしい話も出てくる。我々はもっと空気の読める政治家に投票しないと未来が無くなってしまう。
風呂敷広げてるだけかも知れんが、それでも代替エネルギーの研究所を開設すると言い出す孫正義
すげえと思うわ。結局のところ、ビジョンがあるかどうかの違いで、ビジョンを示せるかどうかは
その分野で知識があるかどうかだ。今後政治家に必須となっていくスキルは雑学的なものも含めた広範な
戦略的な知識だと切に思う。原子力に詳しい「事になっている」首相とかマジ要らない。