静寂

富士山低周波地震は現在鳴りを潜めており、しばらくは何か起こる気配は無い。8月中旬までは特に
何もなく過ごせそうだ。また、6月に購入したガイガーカウンターをやっとこさ開封して何回か
放射線量を調べたところ、
 
自分の部屋 0.08-0.1μSv/h
家の庭 0.16-0.33μSv/h
虎ノ門 0.15-0.29μSv/h
 
一般的に低線量と言われるのが0.4μSv/h以下であり、庭は低線量と言ってもぎりぎりのラインだ。
東京ですらこれなのだから、原発事故の影響は無いなんていうのが嘘だと分かるだろう。0.33なら
まあ年取って免疫が下がった時に若干のリスクはあるかもしれないという程度だが、福島近辺は
そこまで悠長なことは言っていられまい。最近茨城の特定箇所で7μSv/hが観測された例もある。
5年やそこらではそこまで深刻な影響がなくても、20年30年そこで生活することを考えれば安全とは
言い切れない。放射能は蓄積して人体に悪影響が出るタイプのものだから、継続して体内に蓄積
していくのはあまり良くない。カドミウムなどの毒素も同様に蓄積型で、中国の工場排水を使用している
家庭は今後10年20年でバタバタ人が死んでいくだろう。一般的に金属摂取は人体には良くない(亜鉛であっても)。
 
空中放射線量は長期のスパンの話であるが、今一番問題なのは東電が垂れ流す汚染水。これによる
海洋汚染が極めて深刻と言われている。最近クジラが千葉で打ちあがったり、魚の死体が大量に
出てきているのもその影響と思われる。魚が住める場所が太平洋側でどんどん少なくなっているのだ。
東電も最近になってから汚染水が漏れているかもしれないとかまるで知らなかったかのように報告
しているが、震災後でも全く変わらない隠蔽体質は最早病気と言える。国も海外に原発輸出なんて
している場合じゃなく、全力を挙げて福島原発の沈静化に力を費やすべきではなかろうか。
 
ちなみに上記で使用したガイガーカウンターはロシア製SOEKS-01Mで、値段の割には比較的高性能な
ものだ。線量を測るときにα線β線γ線が検出できるかが肝で、この線量計だと3種類測定できるが
質の悪いものは1種類しか判別できない。なので、「福島原発50km地点の線量がこんなに低いから安全!」
と言っても実は質が悪いものをわざと使ってごまかしている可能性もある。チェルノブイリで痛い思い
をしただけあってロシア製のものは一般的に性能が良いものが多い。逆に和製はイマイチ。。。
 
今回の件でホットスポットでない自宅でもこんな感じだと分かって勉強になった。他の人もマスゴミ
垂れ流す流言飛語に惑わされず、自分の眼で現実を確かめてみるといいのではないだろうか。
権威ある人間が言ってるから正しい!とか鵜呑みにしない事だ。全ての判断は自己責任である。