機甲都市その他

終わりのクロニクルが大変イイ(・∀・)ので別シリーズの機甲都市伯林(ベルリン)を買ってみたが、結構クセがある気がする。
戦闘は大体がベルガーVS誰かという構図で、何となく単調な印象を受けた。クロニクルでは戦闘そのものの描写よりも
心の動きに重点を置いている。派手なシーンも多めにして、戦闘の構図自体も味方の戦闘員を増やすことで幅を持たせている。
これだけ見ても前のシリーズよりも作者自身が進化しているのが分かる。後は機甲都市内での名前がほぼドイツ語なので
さっと頭に入ってきづらいところがある。機甲都市シリーズがあまり騒がれなかった理由が少し分かった気がする。
 
読むものが減ってきたのでついでにザ・サードも買ってみた。これはこれで独特というか。作風を一言で言うと「星の詩(うた)」か。
主人公が生まれつき特殊な力を持っているというのは良くある設定だが、兎も角も出てくる敵全てが全て(色々な意味で)スケールが大きく、
単なるSF寄りファンタジーではないのが興味深い。シリーズを通じて作者の哲学を感じるのは自分だけだろうか?
今後も少し期待してみるage