CMの必然性

録画する人が多いからCMが見られていないという話がどっかの記事にあったが、そもそも
テレビのCMって不要だよねっていう話。そりゃ番組のスポンサーはCMを見てもらって
購入されることで資金回収するのが昔からの流れだが、テレビで強制的にCMを挟んで
見させる手法は最早古い考え方なのではないだろうか。録画しないで見ていようが、
CMの時間はうざいから他の番組チェックする人の方が多かろう。しかもCM自体何を言いたいのか
わからないゴミみたいなものが多いのが後押ししている。今一度広告・CMのあり方を
見直した方がいいと思う。インターネットでも動画ですら強制広告が入る嫌な時代になったが、
不要なものが目に付くのがユーザーは嫌なだけなので、逆の視点でジャンルごとの広告を集めた
一大広告サイトを作ってしまう方がいい気がする。広告を見て何を買うか決めたい人だけ
訪れればいいわけで、不要広告の撲滅にも繋がる。勿論運営サイトは広告主からの収入で
やっていき、頂いている値段に応じて大きさなども変えたりする(公正を期すため値段上限あり)。
サイト運営者はただどんぶり勘定でやるのではなく、掲載期間や見る人の地域に応じてある程度
可変にサイトの見た目が変わるように工夫をする必要も出てくるだろう。広告の検索画面も
充実しているとなおよい。そのためには広告属性データベースを作成する必要がある。
「見せなければいけない」事ばかり考えて、見せる場所を創造することには目が行ってないのではないか。
 
また、どこかの都市が手を挙げて「地域振興型インターネット」を実践するモデル都市として
スーパーの特売日や詳細情報をインターネットで掲載する等「生活に根差したインターネット」を
実践して欲しいと思う。新聞を取っていないと地域の店の広告が見れない=紙のメディアを
切れないという要因にもなっているだろうから、今後新聞が徐々に衰退していくことを踏まえた
新しい生活基盤を提供していくのが各自治体の努めではないだろうか。常に新鮮な情報を集めて
提供する広告屋と、情報(広告やイベント情報)を載せる場所(サーバー)を提供する自治体という
新しいビジネスモデルがあってもいい気がする。今の日本は一部業界(ゲーム等)を除いて、
情報を発信することにおいてあまり進歩していない印象があるな。