カダフィの落日

リビアの状況が終局を迎えようとしているが、やはり数には勝てないか。
カダフィはマスコミでは悪者の代表のように言われてはいるが、果たしてそうだろか?
本当に暴虐の限りを尽くす独裁者なら40年も独裁を続けていられるわけが無い。
さすがに問題がありすぎるなら国民がその間ずっと黙っては居ないだろう。ということは、
国のためになるようなこともしているということだ。教育など。カダフィが叩かれるのは
一重に欧米に従わない北アフリカのリーダー的存在だからだ。大将さえ殺してしまえば
他の国は慌てて従うだろう。カダフィを討つと同時に治安維持と称して軍隊を送り込む事で
兵が職にあぶれなくなるし軍事費も使われるから死の商人が潤うという図式だ。
だからアメリカ達(を牛耳っている軍産複合体)は金欲しさと北アフリカの制圧完了を
求めてリビアをずっと攻撃していたというわけだ。世界情勢はすべからく金のために動く。
いずれはその体制も終焉を迎えるのだろうが、今は強者(富裕層)が弱者を家畜化すると
いう意識が優勢のため(弱者側も仕方ないと受け入れている)、今しばらくは続くのだろう。
マスコミの報道だけを信じるのは愚かで、伝えられて無い真実はあるのかということを
常に念頭に置いて欲しい。今回の件で言えば「なぜ奴らは執拗にリビアに拘るのか?」
「なぜカダフィは40年以上独裁を続けられたのか?」などが挙げられる。カダフィにとって
計算外だったのは、ちょっと欧米を挑発しすぎて本気を出させてしまったことだろう。