日常の中の非日常

日常において、非日常的な体験をしたことがある人はどれ位居るだろうか?
自分の分は過去にそれぞれの体験については断片的に触れてきたが、まとめると
以下の通りで、詳細について紹介していこう。
 
・無傷の交通事故
今でも思い出せるが、中学2年の時のことだった。その時は自転車で床屋へ行く途中で、
赤信号で車の行列が続いていてその間を縫っていこうと思っていた。が、その瞬間急に曲がって
来た車が突っ込んできて左からもろにクリーンヒットした。自分は瞬間の詳細を覚えているわけでは
ないが、どうもフロントガラスに突っ込んで上に弾き飛ばされたようだ。少ししてボンネットにどすんと
落ちてきてそのまま斜めに道路までずり落ちていった。ずり落ちる中で自転車が2-3m空中から同様に
地面へ落ちていくのが見えた。驚くことに、自転車は空中からまっすぐタイヤを下にして綺麗に落下した。
そして道路に落ちると同時に30cm程ポーンとバウンドして倒れた。人間は高所から落ちるときに頭が
下になると言うが、自転車はタイヤが下なんだなあ。。。
 
で、道路に落ちた後目の前が真っ暗になって、どれ位経ったかはわからないが不意に目が覚めた。
気づいて体を起こしたが痛みは無く、見てみると自転車も無傷というありえない状況だったが、当時は
疑問にも思わず、自転車が動くならそのまま床屋に行くかーと再度漕ぎ始めた瞬間、近くに居た
おばちゃんが「ちょっとあんた、何やってるの!今交通事故で吹き飛ばされたでしょ!?」と走り寄ってきて
捕まった。「でも、床屋行かないと怒られるから。。。」と言うと、「そんな場合じゃないでしょ!絶対どこか
折れてるわよ!!凄かったんだから!!!」とものすごい剣幕で抑えられたので渋々寝かされて救急車を
呼ばれた。結局、軽い打撲だけだと分かったが、フロントガラスが大破していることといい、車が突っ込んで
きたスピードが結構あった(時速30kmくらい?)ことといい、ほぼ無傷だったことが奇跡的であった。
そもそも左から漫画のごとく綺麗に轢かれたにもかかわらず、なぜ足も胴も追突されていないのだろうか?
運転手の話によると頭からフロントガラスに突っ込んできて大破(全体にびっしりとひびが入った状態)させた
らしいが、それだけの衝撃にも拘らず何故無傷だったのか?
今では、あの時は何者かに守られていたのだと確信している。
 
ポルターガイスト現象との遭遇
自分の人生の中で最も衝撃的だった事件はこのポルターガイスト現象だった。
ある秋のちょっと肌寒くなり掛けた日の夜、いつもどおり布団に包まって寝ていたが、突然部屋中に
突風が吹き荒れて、毛布ごと吹き飛ばされそうになった。ビュオオオオオオオと今までの人生でもこれ以上は
無いと言うくらいの風速(20m超?)で、何が起こったのか解らず、吹き飛ばされないように必死に布団に
しがみついた。と同時に、風そのものに悪意が載っているのを感じた。むしろ悪意そのものが風になった
かのような。。。布団から引き離されたら殺される!と思い、必死にしがみつくと共に助けを呼ぶ声を上げよう
としたが、その時気づいてしまった。人は極限の恐怖に晒されると声が掠れて出ないことに。。。
 
よく漫画やドラマなどで恐怖に晒された人がキャーと叫ぶ場面が多いが、あんなのは嘘っぱちだ。本当の
恐怖とは身体が畏縮して声が全く出なくなるものを指すのだ。そのときも喉からヒューヒューと声らしきものが
出ていた気もするが、まるで用を為していなかった。その突風は数分続いた。その時は戸は閉めていたし、
窓も肌寒いために雨戸を閉めて二重のロックとなっていたため、風が吹くことすら自然な現象としては
ありえなかった。部屋に居たのは二段ベッドで上で寝ている弟だけ。突風が続いている間は必死だったが、
不意にぱたっと止んで急に静寂が戻った。聞こえてきたのは弟の寝息だけだった。暫くして再度起きないことを
確認すると恐怖が薄らいできて、とりあえず灯はつけずに部屋の様子を見たが、何事も無かったかのように
整然としていた。そもそも風なんて吹いていたのか?と思うほどに。当然ながら戸も閉まっているし雨戸も
同様だった。人が外から入った形跡も無い。ほんの数分の出来事だったが、あの事件は確実に自分を変えた。
その後、とある本で「ポルターガイストは思春期の鬱屈した想念の無意識的な爆発によって引き起こされる
念動現象であり、霊が引き起こすものではない」と書いてあり、まさにこれだと直感的に感じた。確かに当時は
弟が上で寝ており、弟が寝ている間に無意識に起こしたものだとすれば納得が出来る。悪意と感じたものは
溜まっていた不満の爆発だったと言えるのではないだろうか。この事件を契機に超常現象というものに
より惹かれていくことになっていった。
 
・UFOとの遭遇
あれは高校のときだっただろうか。家に帰る途中で商店街を歩いていたら、真っ青な空に場違いな楕円形の
銀色の物体が見えた。なんだあれは、飛行船らしき形状でもなければ気球にしては大きすぎる。しばらく
立ち止まって観察していたが一向に移動する気配も無い。もしかしてこれがUFO?と思い、帰り道に沿って
ずっと歩きながら見ていたが同じところに留まっていた。で、屋根に遮られて1-2秒見れず、急いで開けた
場所に移動したときにはもう消えていた。その間、たったの1-2秒だったのだ。仮に気球だったとしてもあれだけの
大きさの横長のものが静止していることはありえないし、たまたま見ていない間に破裂したと言うのも都合が
良過ぎる話だ。当時UFOの形態として言われていた葉巻型の銀色の形状で完全にツルツルしたものであった
ことから、あの時の飛行物体はUFOであると確信している。
 
・夢での絶叫
大学のときの話だ。夢の中で、自分は砂漠のオアシスのようなところを仲間と旅していて、休憩がてら立ちション
に行こうとして3分ぐらいの距離を石畳の道を進んでいった。ここでいいかーと場所を決めてズボンを緩め
ようとした矢先、殺気とともにファンタジー世界でよくある格好の暗殺者らしき男が現れた。自分はただの旅人で
武器も無い丸腰。どうみても助からない状況で相手に言葉は通じそうに無く、既に得物をこちらに向けている状態。
これは100%殺されると思いながらも声を出そうと思ったが掠れて出ない。だが、どうあっても仲間に自分が
襲われたことを知らさなければならない。自分は絶対に助からないが、仲間が助かるならそれでいい。そう決意
して全身の力を振り絞ってウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ!!!と吼えた。吼え終わった
瞬間、一瞬怯んでいた暗殺者に刺されて絶命し、視界が真っ暗になった。。。と思ったらいつもの自分の見慣れた
部屋で、ああ夢かと思ったのも束の間。いきなり部屋をドンドンドンとノックされ、親が入ってくるなり
「おい、何があった!今の断末魔のような悲鳴は!?」と言うものだから、「何の話?」と聞いたらものすごい
絶叫をして家中に響いたのだとか。その時、起きる前に見ていた夢の光景がフラッシュバックして即座に
理解した。ああ、夢と現実がリンクしてしまったのかと。うなされる、というのはよくある話だが、自分の場合は
受身ではなく自分の意思で絶叫した。時々、夢で車に轢かれた男が朝起きたら布団中血だらけだったという話を聞くが、
思うに、夢の世界での強い思いは物理的な現実として影響を及ぼすことがあると思っている。何故なら、夢の
中での自分とは人間を構成するもう一つの身体(4次元体)の自分であり、起きているときは3次元体の自分が
活性化し、寝ているときはもう片方が活性化するという二重構造となっているからだ。4次元体は一般的に
言う「魂」であり、3次元体は「物理的な身体」を指す。これらは相互に影響しあっており、物理的な身体は
魂状態での活動に影響を及ぼし、魂状態のときの活動は身体に影響する(悪い夢を見たら身体がだるくなる等)。
魂とは何か?についてはまたそのうち。
 
・予知夢
直近で触れたネタで、とある馬の引退レースである有馬記念の結果を前日の夜に夢で見て、親に話したが
信用された無かったという予知夢の体験だった。完全に馬番も合っていたんだが。。。親はオカルト的な話は
嫌いで、自分もオカルトネタとして話したつもりは無かったのだがそう受け取られたようだ。オカルトと言うと
何かと出口王仁三郎とか出口なおがとか語り始めるので、過去に大本教でトラウマでもあったのだろうか。。。
この件といいポルターガイストといい、親に話しても全く取り合ってもらえなかった。超常現象が身の回りで
起きるという人はそれだけ事象についてオープンなので、起きたときにそれが認識できるが、はなから信じ
ない人はもう自分の周りにそういった現象を近づけさせないオーラを放っているし、実際に身近で起きても
それであると気づかないのだと思う。だから起きる人には起きるし、起きない人には起きない(認識できない)。
だから、現実を見ようとしない(見たがらない)人はそういったことを話すだけ無駄なのかもしれない。
 
以上、自分の人生を変えた5つの現象について詳細をまとめてみたがいかがだろうか?特にポルターガイスト
については「そういう超常的な現象はあるかもしれない」から「確実にある」、むしろ「無いなんてことは
ありえない」になった。この心境の変化は大きい。誰も信じなくても自分だけは存在することを知っている。
他の人も、自分にもそういったことはいつか起きるかもしれないと心をオープンにしてもらえれば、きっと
何かしらの現象が起きることだろう。全ての現象は自分の心の反映なのだから。