浜岡原発停止?

国の要請という異例の事態を受けて浜岡原発が停止する方向へ話が動いている。
当然、中部電力には大打撃な上に東電の不始末の煽りを食らっていい迷惑なんだが、だからといって
東海地震の将来的な懸念がある中で老朽化した浜岡原発をこのままずっと稼動させておくのも問題だ。
浜岡原発停止に伴う諸費用が2500億円とか、やっぱり原発自体相当なメンテ費用が掛かることが分かる。
とは言っても、いきなり止めて電力供給どうするって話もあるので難しい。これで東電と中部電力原発
止まるわけで、他から買うとしたら他地域も節電が必須になるだろう。原発を突然止めたらどれほどの影響が
派生するか、原発否定派も肯定派も活目して推移を見守るべき。
 
原発に限らず、最近頻発している遊園地のジェットコースター事故など、1970-1980年代にもてはやされた
施設の老朽化対応で、至る所で減価償却が終わってしまっている資産の取り扱いの問題に直面するだろう。
映画館やプラネタリウムなども含めて、高度経済成長期の遺産である巨大機器を持て余している施設は
今後閉鎖がどんどん発生していくと考えられる。ITだけが巨大コンピューターからダウンサイジングして
いくわけでは無く、全てがコンパクトに、悪く言えばこぢんまりとしていくのは時代の流れだ。大きいものは
金が掛かるというのは全世界共通の法則といえる。そういった時代の流れに逆らうものはいずれ滅びて
行くだろう。ドバイの超高層ビルプロジェクト群がその象徴なので、今後どうなるか見ておくといい。