ジャイアンのリサイタル

運命の朝礼スピーチの日。部屋の隅でガクガク震えて命乞いをするわけにもいかないのでとりあえず衆前に立つ。
OK最初が肝心だ、ジョニー。まずは超声で挨拶だ。「おはようございますっ!」目の前の数人がビビったように見えたが気のせいだろう。
そして絶叫によりスイッチが入る。お題目は夏の祭典について。あくまで一般人として、シューティングゲームが好きで、買いに行く
ため数年前に参加したことがあるという切り出しで始める。うむ。嘘はついていない。そして朝からずっと並んで目的のモノを買う頃には
力尽きていたという体験を述べ、「己の限界を知るということが重要だと感じました」と気付きを述べるところで爆笑が入る。うむ、
受けたようだ。そして締めは「物事を為す時は己の力を過信しない上で綿密な準備を整えることが肝要」と説明し、ペットボトルを3本
持参してぎりぎりだったこと、油断して1本しか持っていなかったら討ち死にしていたことを説明し、スピーチ終了。結論だけなら俺カコイイ。
そこでスイッチオフ。事が終わって振り返ってみると(⊃ω`)ハズカチイ・・・
社内ツイッターで「面白かったです!」と言われたことが唯一の救いか。やはり慣れないことはするものではないな。