2013-09-25 グランクレスト戦記 最近の水野良の新刊。ロードスの頃から作風は変わっておらず、最近はやりの主人公を等身大に書いて 感情移入させるものとは異なり、登場人物全体を俯瞰している。現代版指輪物語と言ってもいいだろう。 このような語り口は登場人物が多いと有効に機能すると思われる。今やラノベの3大要素である「熱血・萌え・ ハーレム」の作品ばかりが溢れる中でこういう作家が居てもいい。一時期は魔法戦士リウイで上記要素に どっぷりはまって水野良らしくないと思ったが、元に戻ってある意味安心した。