TPPはどうなるか

TPPの問題はマスゴミが農業主体だと騒いでいるせいで農業の関税だけ例外にすればいいと
思っている人もいるかもしれないが、基本的には全てのサービスの自由化なのが問題である。
また、TPPの交渉による決定内容は参加表明者にしか分からず、後から参加する国はそれを
知らされずに参加→後から過去の交渉による内容を知らされるという仕組みなので、先に
参加表明していた国々に都合のいい内容となっている。加えて、一度参加を表明したら決して
抜けられないという決まりもある。都合が悪いから後で抜けようと言っても無理なのだ。
 
そのため、自民党の反対派(多数)は上記の懸念点に不快感を示しているとともに、選挙で
TPP絶対反対と強調して当選しているものが多いから、参加可否を安倍に一任するという事を
不安に思っていることだろう。TPP賛成派の某若手議員は親が売国郵政民営化を実践した
アメリカの犬であり、忠実にその職務を世襲している真性売国奴なのは言うまでもない。
 
問題は安倍がTPP参加を決定するか否かである。なかなか参加表明しない「焦らし」を演出
しているだけならいいのだが、これを「参加決定」とした場合は羊の皮を被っていた売国奴
言わざるを得なくなる。もし安倍が「幾つかの分野において聖域が認められる」と本気で
思っているのなら頭の中がお花畑としか言えない。そんな都合のいい話はなく、所詮
口約束なので無かったことにされるのがオチである。それにTPPでは前提条件として
諸悪の根源であるISD条項というものがある。Wikiでは「当該条項により保護される投資家に対し、
外国政府に協定に違反する行為があった場合の問題解決手段として、国際法上の自らの権利
として外国政府を相手方とする紛争解決の手続を開始する権利を与えるために、国際取引に関する
条約に置かれる」条項という説明があるが、簡単に言えば投資家が不利益を被ったら国を
訴訟相手として賠償請求していいという事である。ここでいう投資家とは日本に輸出してくる
企業またはその株主である。「お前の国の関税のせいで損したから賠償請求する」と言えるのだ。
 
その打撃をもろに食らっているのが韓国。米韓FTAでやられ放題というわけだ。良いサンドバッグ。
あと4年以内に95%の品目の関税を撤廃されるという死刑宣告がガチ進行中である。日本も参加表明
すれば同じ末路を辿るのは明らか。TPP推進論者の顔ぶれ(経団連Y倉など)を見ればゲロの臭いが
ぷんぷんするというものだ。安倍が奴らと同類でないことを願うしかない。
 
まあアレですな、安倍がTPP参加表明したら「三国志」ならぬ「売国志」を作れそうだ。曹操=安倍、
劉備=橋下、孫権=野田で。小沢は袁紹でFA。最強の売国力(武力)を持つ呂布が進次郎。董卓は石原?
現在マスゴミがこぞって「○○の時にTPP参加表明予定」と飛ばし記事を書いているが、現実と
ならないのを祈る。