除染事業の実態

除染というとまるで有害な物質から害を取り除くように聞こえるが、
実際はそんなことはない。一般に福島で盛んに行われている(計画されている)
除染事業は、放射性物質から放射能を除去するのではなく、放射性物質
大量に含まれている土壌などを除去することで住宅地域に人が住めるように
することを指す。では除去された土壌はどこへ行くかというと、ぶっちゃけ山林に
捨ててくる。正確には、山林を私有地として持っている人から「仮置場」として
汚染物質を置かせてもらう賃貸契約を結び、数十年単位で(というか半永久だが)
置かせてもらうことで解決する。そこで問題になるのは「金」で、賃貸契約を結んで
いる限り仮置場に土地を貸している土地所有者は毎月チャリンチャリンと金が
入ることになる。払うのは市役所など。そこで、ヤクザがやる気を出して汚染地域の
山林の所有者などを脅迫して土地を買い取ったりする事例もある。何しろ半永久的に
何もしなくても金が入ってくるのだから見逃す手はない。そこに除染事業の闇がある。
除染業者は田舎土建屋(○○組など)だから仕事が入ってきて大喜びだし、上に
書いたようにヤクザも大はしゃぎ。そしてさらに言えば汚染土壌を持っていく山林は
動物が死滅する。仮に放射能を除去する技術が発見されてもこの巨大利権の
前には潰されるだろう。そのようなものがあっては土建屋もヤクザも商売が上がったり
だからだ。いつの時代も人間は変わらないものだ。