向き不向き

4亀のFF14レビューでFF14に向いている人・向いていない人の説明が
あったが、実際のところFF14に限らない感じの事が書いてあった。例えば、
平日3時間以上/休日8時間以上出来る人とか生活基盤が安定している人とか
他のゲームでもそうだろう。1日1時間もできないならMMOやるなって話になって
しまうだろうし(継続的にそうであれば)。そういう意味でMMOに向いているリストを書くなら
 
・向いている人
ある程度のプレイ時間を確保できる人
単純作業の繰り返しでも耐えられる人
自分で目標を立てられる人
自分のペースでやれる人
 
・向いてない人
沸点の低い人
コミュ障
繰り返し作業に耐えられない人
言われないと何もできない人
一切の課金を拒否する人
空気が読めない人
すぐに何かのせいにする人
時間がない人
飽きやすい人
 
こう考えると、向いてない人はそもそも他人との関わりの中で問題なく溶け込め
ない人が大半だ。もしくは、基本的に同じことを繰り返すのが苦手な人だ。
コンシューマーゲームの寿命は30-50時間程度だから同じことを繰り返さずに
次々とストーリーを進められて飽きが来ないなんてのが可能だが、MMOは
プレイ時間が年間1000やら2000時間で継続となるから、同じことを何度も
やってもらわないととてもじゃないがユーザーを繋ぎとめられない。逆に言うと
反復なしでコンテンツを消化できる規模は100時間以内程度だ。それゆえ、
長期に渡って人間関係を維持しつつ同じことを繰り返せるのがMMOプレイヤーの
必須条件とも言える。 
 
それでは、MMOの中でもFF14い向いている人とは?という観点で見るとすると、
まずはFF14の特徴を挙げる必要が出てくる。
 
FF14の特色
グラフィック重視=ある程度ハイスペックなPCが必要
各コンテンツをやる際に他のMMOよりもパーティの縛りが大きい
エンドコンテンツはアクション要素が強い
高難度のコンテンツは募集されない
 
ある程度まとまった時間が必要なのは他のMMOも同じだが、FF14についてのみ
更に大量の時間が必要、というほどでもないので割愛。まずはPC性能で、綺麗な
グラフィックが魅力であるということはそれを表現するための一定以上のスペックの
PCが必要になる点。2DのMMOでは動いてもFF14は動かない(もしくは動いても
カクカクする)というのがある。特に上級コンテンツになるほど反応の遅さは
致命的になる。次に、ソロでも結構やれる量産チョンゲーと違ってソロでは
限界があるコンテンツがそれなりにあるため、積極的に野良に参加するか
LSに所属していないと半数以上のコンテンツを楽しめない点がある。一匹狼でも
敵を狩り続けて金を貯めて装備を買えば最強になれるということがない。最高レベル
の装備を手に入れるにはフルパーティで然るべき手順を踏んでクエストやレイドに
参加していく必要がある。そのため特定ジョブしかできないプレイヤーは敬遠される。
 
何でもできる必要はないが、2-3ジョブはこなせないとレリックにしろレイドにしろ
足を引っ張るだけである。連続クエストでは他メンバーと歩調を合わせてやって
いかないといけないし、自分が終わったからもう手伝わない、みたいな自分勝手
なプレイヤーだと淘汰されていく。人間関係が長期に維持できる程度のコミュ力
必須だし、臨機応変に数ジョブできることも求められるという敷居の高さがある。
例外として盾役は優遇されるので、盾で一流ならそれだけでも食ってはいける。
 
3点目のアクション性については一定以上のコンテンツでパターンを覚えたり
ログを見てボスの攻撃を避けたりする必要があるということ。棒立ちスキル回し
しかできないモヤシでは高レベルコンテンツは出来ない。特に高度な操作を要求
されたりはしないが、最低限の動きは必要。また、最前線の攻略プレイヤー以外は
攻略サイトで予習したり動画を見たりすることは当たり前である。なんでも受け身・
誰かが指摘したら対応、というだけの人には先がない。
 
4点目は一部2点目と被るが、極イフリートのコンテンツではもはや野良募集も
殆どないため、参加しようにもできない。LSに所属して周りとうまくやっていけるのが
必要になる。当たり前だがリアルでもニート以外は普通に人間関係をやりくりしてる
だろうから、ごく普通の事なのだが。それさえもできないプレイヤーというのは
稀にいるのである。リアルよりも心の在り様を投射しやすいネット環境では、
「たかがネットなのに」人間関係がうまくいかないこともあるのかもしれない。