RPGのドキドキ感は無くなったのか

最近のRPGはコンシューマーだとストーリー・グラフィック重視が多く、ネットゲームでも
アバター寄りが多くて見た目でも楽しめるものは多いが、一方で昔のRPGには常にあった
ドキドキ感が薄れているように感じる。来たことのない土地に来た瞬間はほうほうと思うが
1時間後には「入り組んだマップうぜー」とかで終わってしまう。Mobもスタート地点から
遠ざかるにつれて徐々にレベルが上がるだけ。安全すぎるのだ。何が起こるか分からない
楽しさは危険であるほどゆとりプレイヤーにクソゲーと批判され、最初は尖ったゲームも
徐々に丸くなっていく。「嫌ならやめてもいいんじゃよ」と素で言える開発者は出ないものか。
 
参考までに昔のゲームにあったドキドキと隣り合わせの危険を挙げておこう。
・マイトアンドマジック(元祖)でいい気になって街を闊歩してたら地下に落ちてハッグにぼこられた
ウィザードリーで余力が尽きて緊急脱出したら岩の中に埋まった
UOでトレハンうまーしてたら重量オーバーになり、捨てるものを選択してる間にPKに襲われて死亡
・EQで低レベル時にHalasからEastComonLandにやっと抜けられて感動してたら後ろから
 ヒルジャイアントに踏み殺されてHalasへ逆戻りした
Skyrimで俺TUEEEしてたらいつのまにか吸血鬼に噛まれてて街中で吸血鬼化して衛兵に殺された
 
常に安全なレベル上げが約束されていても楽しいだろうか?死のリスクと隣り合わせで
あるからこそ達成感も増すのではなかろうか。安全な狩りは不味く、リスクが高い狩りほど
多くの経験と戦利品を得られる(どちらを選ぶかは自由)ゲームがもっと増えてもいいと思う。
時には理不尽な目に合うからこそ後で笑い話にできるというものだ。延命を図るために
ドロップを下げて一級品の入手をしにくくするだけのネトゲなどを見てると、開発者の
ゲーム自体に対する思い入れが無いなあと残念な気持ちになる。