DDO日本語版の衰退要因?

TwitterでGamewatchでのDDOの紹介記事について議論が。ぱっと見てみたが、DDO過疎の
原因が初心者と廃人の乖離によるとまとめられているように見える。だが、それってどこにでも
あるもんじゃないのだろうか。何度も同じインスタンスを周回する→効率が重要になってくるのは
当たり前のことで、PSOだって森数百周とか普通だったわけだ。そんだけやりゃあ誰だって周回用の
動きになってくるものだ。だからといってPSOがその理由で過疎ったわけではないだろう。
DDOも最初の頃はかなり繁盛していたわけだが、人が減る理由は大部分が「レベルキャップが
解放されるのが遠い」「キャップしてからのコンテンツが無い」に尽きる。DDOは当時回りにあった
MMOと比べてコンテンツ追加速度が遅かった(ECOは毎週何らかのメンテをしていたし、FF11
毎月定例アップデートがあったので、半年に一回大型アップデートがある程度では厳しかった)。
 
今でこそアバター装備も若干増えてはいるが、当時はものすごく見た目も地味で胸元すら見えない
わけですよ。リネ2などと比較されるとリアル絵なのにエロさが無さすぎるというのもゲームを視覚的に
楽しむ部分としては薄味だったように思える。リアルさを追求するとゴテゴテな鎧=硬いのは当たり前
だが、日本的テイストで言えば強力な防御魔法が掛かったハイレグアーマーのほうがウケるって事。
だから洋物=地味、日本向け=アニメ調の見た目という文化の違いは致し方ない。よって、
アップデートが他と比べて遅い、見た目でも楽しめないのでは他に客を取られるのは当然。今はまあ
クエ量は半端なく多いけど、12キャップや16キャップ時代は早ければ2週間で仕上がってしまって
多くのユーザーにはレイドユニ集めだけが目的の単調なゲームに見えたのではないだろうか。
 
だから今のバージョンを日本語化すればそれなりに客はそれなりに集められるように思う。
何しろ無料でもそこそこ出来るようになっているので無料厨も大喜びだ。業者も来るがな。。
日本語版の敗因はUnlimitedまでユーザーを繋ぎとめられなかったことに尽きる。それを論点を
すり替えて効率重視してRushしすぎたからライトユーザーが付いていけなくなったとかは違和感がある。
どのゲームでもある問題を衰退原因にするなら他のゲームも同じ理由で過疎って然るべき。
そうならないのは別の理由があるって事ですな。効率厨ならROにもFF11にも多数居るがそれで
人が減ったりはしない。まったりやりたいユーザーからだけの視点では全ては語れない。
 
あとは敷居の問題もあるか。初心者がある程度までキャラを育てられる土台があるかどうかだ。
DDO日本語版だと初期から訓練場みたいなとこがあるし、未だとコルソスがプレイを覚える土台
として有用だろう。DDO自体の敷居は決して高くない。FF14なんかクラフターやギャザラーは
最初なにをやればいいかさっぱりわからんかったぞ。。。採集ポイントがあってミニゲームするとか
ギャザラーっぽい人についていって初めて理解したし、クラフターに至っては何をやれば物が
作れるか(レシピを覚えないといけないか?など)から探さないといけなかったし、ローカルリーブは
材料から集めるのかよ!と勘違いする人も多数居た。初期はかなり空気を読むスキルが必要だったな。
 
敷居は単純にチュートリアルがろくに無いかどうかだけで決まるわけではなく、ベテランユーザー
だけが居ついているゲームでパーティー必須なバランスだと初心者が入ってきてもパーティー
組めないのであっさり挫折する。今のFF11なんかがその典型ではないだろうか。DDO_USはそれこそ
Nooooob外人がごまんといるのでその辺は困らんし、日本人限定でもTRがあることで低レベルクエ
募集が全く無いという事が無い。そういう意味ではTRは良く出来たシステムだと思う。