遅刻する人々

周りは月に平均1-3回は電車遅延として遅刻している。自分は10数年でも
3回遅刻していないのに何故彼らはこんなに遅刻が多いのかを考えてみた。
まず、雨や雪の日に電車遅延で遅刻することを「しょうがないね」と思っていること。
これにより、遅刻の原因を自分ではなく他者・外部に求めることになり、遅れても
自分のせいではないと言い張ることが出来る。kろえが大きな誤りだ。
 
使っている路線などにもよるが、雨の日は決まって20分程度遅れる路線を使って
いるなら雨の日は30分早く出ればいい。自分は7時半に家を出るが6時40分に
起きている。これは朝食で10分掛けるとして残りの時間を調整できるようにするためだ。
突然雪が降っても30分早く出るなどの対応が可能で、いつでも余裕を持って行動が
出来るので遅刻なんてあり得ない。人身事故で1時間電車が止まったような場合は
さすがにしょうがないが、数ヶ月同じ路線を使っていれば遅延のパターンなんて
分かってくるのだからそれに合わせて出社することは出来るはずだ。それをやらずに
責任を外部に求め続ける限り自分は変わらないのだから状況は改善しない。
電車が遅延するから遅れるのではなく、遅刻するような状況を自分で作り出して
いるから遅れるというたった一つのシンプルな答えだ。
 
他人に変わる事を期待するのではなく自分が変わることで状況は必ず変化する。
これは全ての事柄に当てはまる。組織然り、家族然り。周りは待っていても変わっては
くれない前提で行動することは重要だ。月に数回遅刻する人間がいる一方で5年に
1回も遅刻しない人間がいる。これを単純に使っている路線に恵まれているだけだと
思うようならそこまでの人間だ。壁を越えられる人間は自分が主体で動く。それにより
他人が出来ないようなことを達成することもあるだろう。それは奇跡などではなく
意識の違いによる産物であることが分かれば大きな前進だ。
 
ちなみに人身事故だから遅れるのはしょうがないという考え方もそういう状況を
引き寄せることになる。そういう考え方をする人間はそういう事象を引き寄せるという事だ。
逆に「俺は遅刻しない人間だ」という強固な現実を作り出せば人身事故も寄って来ない。
これは類縁の法則という宇宙の法則の1つだ。巷に溢れている引き寄せの法則とやらも
これを利用している。プラスはプラスを呼び、マイナスはマイナスを呼ぶ。いかなる
存在もこの絶対則からは逃れられない。ならばせいぜい有効に活用しよう。