TRPGなど

DDOの話題が多くなっているが、元になっているTRPGゲームブックなどの話をしようか。
DDOはいうまでも無く「ダンジョンズアンドドラゴンズ(D&D)」を元にしており、その起源は古い。
日本ではD&Dの初版であるBASICセット(赤箱)が1985年頃発売だったか。海外ではもっと前からあり、それを
本として楽しめるように簡略化したものとしてゲームブックが開発された。体力点・技術点・運と3つのステータスだけで
冒険が出来るというものだ。日本での初登場は1984年位の「火吹山の魔法使い」で、ファイティングファンタジー
シリーズの第1弾として社会思想社から出版された。反響が多く、第2弾の「バルサスの要塞」もすぐに登場。都合20作以上が
出ている。その途中で、「ソーサリー!」シリーズ4部作として「魔法使いの丘」「城塞都市カーレ」「七匹の大蛇」「王たちの冠」が
出て大人気となった。今は復刻版も出てたな。その後は和製ゲームブックとしてドルアーガ3部作(「悪魔に魅入られし者」など)が
創元推理文庫から出てこちらも盛況であった。情報誌としては「ウォーロック」が筆頭で、薄いのに700円位で高いといわれていた
のも今となってはいい思い出だ。他の雑誌では「タクティクス」「ゲームグラフィックス」あたりか。ゲームブックは他にも
隠れファンの多いJ.H.ブレナンのピップシリーズ(現代からアーサー王の時代に飛ばされた主人公が、インテリジェンスソードである
エクスカリバーJrとともに冒険するシリーズ)があり、シリーズ共通のキーワードである「14へ行け」という言葉は有名だ。
ゲームブック時代は5年くらいでピークを過ぎ、1990年を過ぎる頃にはもう廃れていた。
一方、TRPGD&Dの赤箱を皮切りとしてExpertセット(青箱)が出てから全盛期が始まり、D&D以外にもルーンクエスト
指輪物語RPGが次々と出て賑わった。ストームブリンガークトゥルフの呼び声ルーンクエストのシステムをベースにしている。
個人的に好きなのはファンタズムアドベンチャーである。和製でもビヨンド・ローズトゥローズやパワープレイ・ガープスなどが出ている。
意外とロードス島戦記TRPGが人気で、他にはソードワールド・ワースブレイドは小説などが出ている。
AD&Dだとドラゴンランス戦記・フォーゴトンレルム小説などがあるな。レイストリンはツンデレの先駆ですね(違)
こちらもピークは10年位で、2000年を前に縮小傾向となり、今は国産がボチボチ出ている程度だ。
ネトゲとして出たのはDDO、WarhammerOnline、NeverwinterNightsあたりか。LoTR女神転生オンラインは直接はTRPG版と関係なし。
実際にプレイしたorルールブックを買ったorキャラ作成だけした(笑)リスト:
D&Dフォーリナー、ワ−スブレイド、WARPS、指輪物語RPG、ウィザードリーRPG、ロードス島戦記RPG、ソードワ−ルド、
ファンタズムアドベンチャー、アドバンストファンタズムアドベンチャー、パワープレイ、ルーンクエストストームブリンガー
T&T(ハイパーT&T)、ウォーハンマー、ビヨンド・ローズトゥローズ、ドラゴンウォーリアーズ、ガープス