メルトダウン

福島原発の1号機でついにメルトダウンが発生してしまった。確か数日前までは
「燃料棒は300度まで耐えられるからメルトダウンは無い(キリッ」とか言ってた気が。。。
メルトダウンの影響についてもピンきりで、燃料棒だけが溶融した場合、核燃料までも
溶融した場合とがある。前者は溶け落ちた燃料棒が冷却水に落ちた場合に冷却水が
一気に蒸発して水蒸気爆発の元となる。後者は水素爆発により放射性物質の飛散を招く。
メルトダウンの話が出た当初、確か「燃料棒の溶融」だった気がするのだが、いつのまにか
「核燃料が溶融」になっているような。。。しかも核燃料は冷却水のそこに沈殿していたものが
一部容器の破損で外に漏れていたため冷却しきれずに溶融とか。どっからどこまで真実なのか。
漏れているということは放射性物質の飛散が確実にあるのではないだろうか?まだ何か隠してそう。
また、一般的にはそれらの現象により核爆発が起きることは無いとされているが、完全な確証は無い模様。
 
東電は未だに、水位が上がりすぎたときに後で汚染水の処理に困るから一定以上の水位になったら
水位を下げようとかくだらないことを考えているようで、後の話はどうでもいいからまずは全力で
冷却をしろと言いたい。どうせこれ以上評価は下がりようも無いのだから、後で叩かれるかどうか
なんて二の次だ。おそらく東電はメルトダウンが起きるだろうことを予想していたと思われるが、
情報を小出しにして不安を掻き立てないように頑張るよりも、今の状況を正確に伝えるべきだろう。
どうも「100-120度だから十分に冷却できている」とかの言葉のマジックに嵌りがちだが、よくよく
考えると100度って沸騰してますしおすし。何かの数値と比較してそれより低いから大丈夫とか
言いはじめたら注意が必要だ。大抵その手のケースは現在の数値自体が危険であることを示している。
最悪のケースと比べて最悪じゃないから大丈夫というのは詐欺の論法。今後も注意深く発表を
見守る必要がある。
 
ぶっちゃけ、震災から2ヶ月も経っているのに今になってメルトダウンとか危機管理がどうなってるのか
小一時間問い詰めたい。「想定外」は聞き飽きた。SEやプログラマーが重大なバグ起こして「想定外でした」
なんて言い訳したら即クビだよ。ユッケ食中毒も「今まで検査で問題がおきたことが無かったので検査を
やめていた」とか池沼発言してるし、危機意識が無いトップはヤヴァイ。プログラマー的に言うと
「今まで単体テストで問題が起きたことが無いのでコーディング即納品します(キリッ」です。無いわ。