お勧め

飛鳥昭雄の時事評論(工学社)」という本がなかなか面白い。
著者の飛鳥氏は自称サイエンス・エンターテイナーであり、その方面では割と有名だ。
本の内容は国際問題をメインとした多岐に渡る時事評論で、半島の2国や中国・アメリカについての考察など的確で、
周りの国になんて興味が無い、日々の生活だけ出来ていればいいという人にも是非読んでもらいたい本である。
いかに我々の生活が危ういバランスの上に成り立っているかと言うことが嫌でも分かるはずだ。
貯金が何億円もある金持ちならいざ知らず、一般庶民は一夜でリアル夢の島住民になる危険性が多分にあり、
危機意識として知っておくべきことがいくつも書いてあるので危機管理マニュアルとしても役に立つだろう。
総括すると「日本人は国民一人一人が1000万円近くの借金を国に背負わされていることに気づいていない」であり、
突然ホームレスになっても大丈夫と言う人以外は世界の真実を知っていくべきである。
飛鳥氏は日本でもトップレベルの「識者」の一人であるが、裏の世界の事情に通じていることから命を狙われる可能性も高く、個人的に氏の生命の安全を祈っている。